自分のところのWebサービスの売り上げを増やすために

元ネタ:http://bit.ly/gJnydo


売り上げを増やすためにはどうすればいいのか。
開発担当としてどのようにサービスにコミットしていけばいいか。
それを考える。


サービスが放っておいても上り調子の場合、新機能などを追加していくのがいい。
なにもしなくてもグラフは右肩上がりなので、話題を作ってグラフの角度を少しでも90度に近づくようにがんばるイメージ。


一方、サービスが停滞期に入っている場合。これが今のうちのサービス。
停滞期に入るとグラフはほぼ真横で、収入は増えません。


エンジニアからすると、ほっといても現状維持で収入があるんならいいんじゃないのって思っちゃうけど、ビジネス畑の人はそれだと仕事がなくなってしまいます。まぁ今回はその辺の事情は置いておいて。


停滞期の場合、小粒な機能追加などでは売り上げ増の効果はあまり望めません。現状維持の効果はありますが、今回はそこは目的ではないので。
なぜなら、インパクトに欠けるからです。一時的にグラフにコブができて、そのあと反動でちょっと凹んで、またいつもどおり。

再び人に来てもらうためにはページをガラッと変えて、「サービスが変わったこと」がアピールできないとダメだと思うのです。
UIを変える、デザインを変える、機能を変える、ターゲットを変える、などなど方法はいくらでもあります。
一新、刷新することで「なにか変わったのかな?」「今まで知らなかったけどこれはどういうサービスなんだろう?」といった流れが起こせるチャンスが生まれます。


自分が今のサービスのプロジェクトに配属されたときは、まだ右肩上がりでした。リーマン前だったということもありました。ところが、今は前年比を下回るペース。
なのに売り上げを増やすための企画が配属された頃となにも変わっていない。信じられない。
当然、最近の企画はまさに焼け石に水でめぼしい成果はない。


こんなことを続けていれば、いつか数年前のあの輝かしかった頃の売り上げに戻るとでも思っているのか。


ぼくたちはあなたたちが「とりあえずなにかした」と言えるために仕事してるわけじゃない。
とてもじゃないけど、ぼくはグラフにコブを作るための仕事なんかしたくない。
現状を打破するための提案ができないなら、なにもせずに真綿に絞められるようにゆっくりと減収して閉鎖してしまえばいい。


毎期必死に予算をもらって、その予算内で動ける範囲でろくに考えることもなく、目的と手段が入れ替わった企画をあげる。
企画をするのが目的?そうじゃない、ユーザーに新しい価値を提供するためだ。格好良くいえばユーザーエクスペリエンス。


新しくこんなことができたら楽しいかもね、今のサービスならこんな方法もあるんだけど、とか言いたいことはたくさんある。
思考をまとめる前は、コードで変えられることがあるんじゃないかって思ったけど、そのコードが実現する可能性を理解してもらわないと、それは仕事にならない。


結局、エンジニアとしてのバックグラウンドを持ったプロジェクトメンバーとして、しっかりと意見を持ってコミットしていくしかないのかもしれない。