シリアスレイジ

シリアスレイジ (電撃文庫)

シリアスレイジ (電撃文庫)


昨日の『ノルウェイの森』の途中で読んだりした。さすが、軽い。
冒頭から専門用語and解説のオンパレードで、思わずウィルスとかの勉強がしたくなった。2040年というのが近未来チックで好き。
いくら頭が良いと言っても、国立でレベルが高いのなら飛び級するのに要求される学力もそれ相応に高いような気がするけど、そんなにポンポン出来るもんなのかな。でも大学内じゃ飛び級はしてないみたい。ってことは主人公は大学3年で満18歳としても15歳で高等教育終了ですか。なんつーか、もっと青春楽しめよって言いたい。
新人さんの作品だけあって結構露骨な場面が目立つ。特に栞の描写のあたり。あと、誰が何喋ってんだか、変質採集者が何人いて名前がなんていうのかがいまいちわかりづらかった。
読む前に「続編が出る」って聞いて「えぇ、出すのかヨ?」って思ったけど、読み終わってみればバリバリ『続く!』で終わってますね。きっと「えぇっ」と批判していた人は未読のくせに批判していたに違いない。
最後にこの小説は挿絵が無いほうが、読む意欲が湧くと思いました。ラストで篤志が小池を殴るシーンの挿絵など、脳が認識した時点で鼻血ものでした。
12/100冊目ー。